お墓はいつ建てる?お墓を建ててはいけない年について解説します
2019年10月30日
日本にはいろいろな考え方があります。
厄年や仏滅など様々な考えが取り入れられています。
そこで、お墓を建てるにあたってもこのような考え方に適さない場合があるのかどうか気になる方も多いと思います。
中には「お墓を建てるない方がよい年があるんじゃないか」など不安に感じますよね。
今回は、「お墓を建てるべきでない年があるのか?」について説明します。
□お墓を建ててはいけない年
自分のお墓を持っていない場合、お墓をいつ建てるか悩みますよね。
以下では、お墓を建てるべきでない年として考えられる可能性があるものについて解説します。
*厄年にお墓を建ててもよいのか?
厄年は多くの厄災が降りかかる年であると言われています。
科学的な根拠はありませんが、根強く信じられている風習です。
数え年で、大厄は男性の場合42歳、女性の場合33歳、中厄は男性の場合25歳と61歳、女性の場合19歳と37歳です。
しかし、厄年にお墓を建ててはいけないということはありません。
小厄は3年ごとに来るため、家族みんなの厄年を考えていたらいつまでたっても建てられません。
そもそも厄年そのものが根拠のないものなので、気にせずお墓を建てましょう。
*うるう年にお墓を建ててもいいのか?
「うるう年には建ててはいけない」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
うるう年は、例外もありますが基本的には4で割り切れる年で、2月29日がある年のことです。
しかし、この話に出てくるうるう年は太陰暦のうるう年です。
太陰暦のうるう年は1年が13ヶ月ありました。
江戸時代の武士は年俸制で、うるう年でも収入は12か月分で変わりません。
そのため、お墓に限らず「うるう年に大きな買い物はやめておけ」と言われていたようです。
*お墓を建てるべきでない日はあるのか?
「六曜」で考えても建ててはいけない日はありません。
どうしても六曜を気にするならば、仏滅よりも赤口を避けたほうがよいでしょう。
赤口には、どんなことを始めてもうまくいかない日という意味があります。
しかし、基本的には気にする必要はありません。
「六曜」のほかに「十二直(じゅうにちょく)」や「二十八宿」という暦もあります。
この3つの暦を見ていると同じ日であっても様々なことが書いてあり判断に困ります。
そのため、3つの暦の内、どれかに「良い」とあれば、そちらを信じることをオススメしております。
□まとめ
以上、「お墓を建ててはいけない年があるのか?」について解説しました。
結論としては、「お墓を建ててはいけない年」「お墓を建ててはいけない日」も存在しませんが、心配な方は「十二直」や「二十八宿」も参考にしてください。
地域的にはいつまでに建てている方が多いのかという傾向があります。
旧伊勢市内であればほとんどが四十九日まで、次いで百カ日までや初盆までが多いです。
伊勢市周辺であれば初盆や一周忌に建てる方が多いです。
今回の内容以外でもお墓に関してお悩みの方は、ぜひ一度当社までご相談ください。