墓石の重量はどのくらい?伊勢の業者が解説します

2020年6月24日

墓石の重さについて気になっている方はいらっしゃいませんか。

墓石は石でできているため、かなり重く見えますよね。

実際にはどのくらいの重さなのでしょうか。

墓石の重量について、伊勢の業者が解説します。

 

□墓石の重量を測る単位とは

 

墓石の重さを測る際には、なんとなくキログラムなどの単位が使われると考えるのではないでしょうか。

しかし実際には、墓石の重さにはそれとは異なる単位が用いられます。

墓石の重量を測る際に用いられる単位は、「才」です。

しかし才は、重量ではなく体積の単位なので注意しましょう。

 

才は尺貫法における体積の単位です。

1尺×1尺×1尺が1才です。

1尺はメートルに直すと約30センチメートルであるため、1才はおよそ27000立方センチメートルです。

しかし、墓石の重量は体積だけでは求められません。

この才という単位で出した体積に、石の重さを掛け合わせて墓石の重量を計算します。

 

□墓石の重量はどのくらい

 

では、実際に墓石はどのくらいの重量なのでしょうか。

墓石の重量は、墓石がどのくらいの大きさかによって異なります。

一般的な墓石はだいたい1.3才くらいの大きさです。

 

では、墓石に用いられる石の重さはどのくらいなのでしょうか。

一般的に用いられる御影石を例に考えてみましょう。

御影石を使っている場合、1才は約80キログラムです。

これに1.3を掛け合わせると、だいたい100キログラム以上であると考えられますね。

 

しかし、これはお墓の一番目立っている場所である竿石だけの重量です。

大きなお墓であれば、ここ以外にもさまざまな墓石が用いられています。

それらを全て集めて重量を計った場合、なんと3トン以上になる場合もあるのです。

 

では、ここまで重さのあるお墓はどのように建てているのでしょうか。

今では、クレーンを用いてお墓を建てことが多いようです。

しかし、お墓はクレーンなどがない昔から建てられていますよね。

その頃はどうしていたのでしょうか。

もちろん、その頃からお墓の石は重いものでした。

墓石は重すぎるため、櫓(やぐら)を建てて、そこに滑車をつけて何人もの人で持ち上げていたようです。

 

□まとめ

 

お墓は見た目以上に重いものであることがおわかりいただけたと思います。

そのため、現代ではクレーンを使わずにお墓を建てることはかなり大変な作業です。

しかし、実際クレーンの入らない場所では昔のような方法で組み立てています。

亡くなった方への思いを込めて、お墓を建てましょう。