墓石の構造はどうなっている?伊勢の業者が解説します
2020年7月2日
「伊勢で墓石を購入しようと考えているけれど、基本的な構造が理解できていなくて不安。」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。
墓石を購入する際には、墓石の構造や各部位の名称を知っていなくても大きな問題はありませんが、知っておくことで墓石の見方が変わります。
押さえていて損はありません。
□墓石の構造について
お墓には納骨をしますが、納骨を地上にするのか地下にするのかで構造が変わります。
地下納骨が一般的ではないでしょうか。
地下納骨の場合、地中に納骨スペースを設け、その上に墓石を設置します。
また、墓石にはさまざまな構造があります。
一般的に想像される墓石は、和型と呼ばれる墓石です。
こちらの墓石は、お釈迦様の仏舎利塔をモチーフに作られています。
それでは、詳しく構造を見ていきましょう。
和型では、4つの部位に分かれた構造をしています。
それぞれ上から、棹石(さおいし)、上台、中台、芝台という名称です。
家名が書かれている、縦に長い部位のことを竿石と呼びます。
また墓石には、和型の他に洋型などさまざまな形があります。
洋型と和型では見た目が大きく異なりますが、その他の点では大きくは変わりません。
洋型の墓石は高さが和型よりも低く、横に広い構造になっているのが特徴です。
□墓石の装飾品について
墓石で知っておきたいことに、墓石本体の構造の他に装飾品が挙げられます。
装飾品は、おしゃれのために置かれているわけではありません。
それぞれに役割があるので、確認しておきましょう。
水鉢は、水をお供えするために置かれています。
こちらは石碑の前に設置しましょう。
そして、水鉢の前には香炉といって、線香をお供えする際に用いる装飾品が置かれます。
お墓参りといえば線香という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
線香の香りは仏様の慈悲に例えられていて、お墓参りには欠かせません。
お花をお供えするときに用いる花立も欠かせない装飾品といえるでしょう。
花立は、ステンレス製のものが一般的です。
このほかにも、墓誌という戒名や法名、クリスチャンネーム、没年、生前の略歴を刻むための長方形の石板が置かれることもあります。
塔婆立や燈篭など、ほかにも装飾品の種類はさまざまですので、目的に合った装飾品を調べてみてはいかがでしょうか。
□まとめ
墓石の構造や装飾品にはそれぞれ名前や意味があります。
現代では見た目が重視される傾向があります。
しかし、見た目だけでなく、それぞれの意味を知れば、墓石選びが楽しくなるかも知れません。
亡くなった方を供養するための墓石なので、お墓参りのたびに後悔したくはありません。
納得のいく墓石選びをしましょう。