ペットは自分の本当の子どものように愛おしい存在ですよね。

そのため、ペットが亡くなった場合は同じお墓に入りたいとお考えの方もいらっしゃいます。

しかし、ペットを人間と同じ墓に入れても良いものなのでしょうか。

今回は、そのような疑問をお持ちの方に向けてペットのお墓について詳しく解説します。

 

□ペットと同じお墓に入って良いのか

 

ペットと同じお墓に入っていいのかということは、簡単に答えを出すのは難しい問題です。

 

まず、法律的にはペットとの共葬は禁止されていないため、ペットと同じお墓に入ることは可能です。

人間の葬儀や埋葬に関する規定は「墓地、埋葬等に関する法律」にあります。

人が亡くなった後の届け出や、墓地の運営などすべてこの規定に従う必要があります。

 

この規定を確認すると、人間の墓地に動物を入れてはいけないという規定は存在しません。

つまり、法律的にはペットと同じお墓に入っても問題ないということになります。

 

次に、倫理的な問題です。

法律的にはペットと同じお墓に入ることは問題ありませんが、「入ってはいけない」という意見も存在します。

それは倫理的な理由からです。

 

仏教では人間以外の生き物は「畜生」と呼ばれ、人よりも卑しい存在とされています。

そして、このような畜生と人間を一緒にしてしまうと、輪廻転生の際に畜生に生まれ変わってしまうという考えもあります。

そのため、宗教的な倫理観から問題とされる方もいらっしゃいます。

 

もし、親族のお墓にペットを入れる場合はこのような宗教的な問題を乗り越える必要があると言えるでしょう。

また、お墓を管理されている方にもしっかりと確認してから納骨するようにしてくださいね。

 

以上のように、ペットと人間が同じお墓に入ることは法律的な問題ありませんが、倫理的な観点から問題とされる方もいらっしゃいます。

それゆえに、周囲の方とよく相談してから決めることをおすすめします。

 

□ペットの埋葬の種類をご紹介！

 

近年はペットをしっかりと見送りたいという方が増えているため、埋葬の仕方やお墓の種類も多様になってきています。

 

埋葬の種類としては、単独納骨や合同納骨、永代供養墓などがあります。

単独納骨とはご自身のペットだけを個別に納骨する方法になります。

合同納骨は、他のペットと共に納骨する方法になります。

永代供養墓はペット霊園が代わりに供養を続けていく方法になります。

 

その他にも、遺骨を自宅で供養する自宅供養や自然散骨と言った方法もあります。

 

□まとめ

 

今回は、ペットを人間と同じお墓に入れて良いのかという疑問をお持ちの方に向けて、ペットのお墓について解説しました。

少し注意が必要になりますが、ペットを人間と同じお墓に入れることは可能です。

当社ではペットのお墓に関するご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。